君の明日は、私の明日
さすがに…先輩のことは話すことができず、
そのまま、学校に向かう。
「花咲家だわ!!」
「きゃー!深尋くん!!」
「昴先輩………かっこいいですね」
正門に入るとすぐに女の子達の騒ぎ声が響いた。
まあ、いつものことだけどね。
花咲家の先輩と深尋が一緒に登校してそこを女子たちが騒ぐってこと。
結構人気の二人は告白も半端ない。
つまりは…敵多し。
「乃愛、深尋達が登校してきたみたいだね」
「そうみたいだね」
私達はそう軽く会話をして女の子達の群れを通って行って教室に向かった。
あいつらと話ししないのは……
女子の目が厳しいから。
私も栄華も、深尋達が女子に囲まれてる時は
深尋達には近づかないようにしていた。
深尋も気を使って私達のとこにはこないようにしていた。(ナルシスト?)
でも先輩はもとから、話さないタイプだった。
教室に戻ると私も栄華も女子の群れを通っただけなのにすっごく疲れた