君の明日は、私の明日
*
「へぇ、乃愛もいねーんだ、珍し」
「うん。用事あるって言ってさ…バイト探すのかな?」
「いやいや、あの乃愛がバイトなんてするわけねーだろ」
「……するんだけど……前もしてたんだよ?」
「うぉ?!まじか?!知らんかったわー」
深尋はイチゴジュースを全部飲み干した。
今は、近くのカフェにいるの。
深尋は部活(バスケ部)なんだ、今日。
乃愛は用事あるから先に帰った。
結局、久しぶりに深尋の部活でも見に行って今、やっと終わったからカフェでのんびりってこと。
「そういえば、お前、兄貴の教室行って告白したとか」
え"…?!
「したっけ……?」
した覚えもないので必死に頭をかき回す。
間違えてしちゃったとか?!
うそ?!どうしよ…
「ま、他の人がいうには、みてーだけど」
「なんだ、ただの誤解ね。」
私はフッと胸を撫で下ろす
間違えて告白しちゃったかと思っちゃったじゃんー……