君の明日は、私の明日
「まあ、なっ!!なんでも、お前と兄貴が喧嘩したとか?!」
「へ?してないけど……」
「ふーん。まあ、お前さ、なんで…そんなに兄貴につめてーの?」
なんで…そんなに先輩につめたいのか……
私はパフェを食べる手を休ませた。
3年前……かな…
今思えば…本当に早いね。時間って。
「さあ……ケジメかな…」
私はそう静かに言ってパフェをまた食べ始めた。
「ふ~ん、やっぱ、過去になにかあんだろ?」
「へっ?!」
先輩はにっこりと笑って私の顔を覗き込んだ
「言いたくねーなら、言わなくてもいいんだけどさ、俺たちは、いつだっておめーの見方だし、
何かあったらすぐに言ってくれれば、すぐに助けるからな」
その時の…先輩の笑顔は…真っ赤な夕暮れの中でもはっきり見えました。