君の明日は、私の明日
昨日も来たこの無駄にでかい家。
不思議なことに誰もいない
「誰もいないんですか?」
私はソファーに腰をかけた
「母と父もさっきの朝旅行に出かけた。深尋は部活で帰りが遅くなるって」
「へ、そ…そうなんですか…」
そうと分かったら早速顔が赤くなって行った。
だって恥ずかしいもん。
こんな馬鹿でかい家で二人きりって…恥ずかしいじゃん…
なんか…変な感じだもん!!
「でさ、お願いあんだけど…」
「ははははい?」
「動揺すんなよ。簡単だから」
そう言って先輩は私の隣に腰をかけた。
ど、どんなお願いでしょー?!
髪の毛切るとか、宿題するとか、それともそれとも、踊れっていってくる?!
まあ、いいや、これは全部…先輩のヒールのため!!(癒す)
なんでもこい!!!!
「夕飯作ってくんない?」