君の明日は、私の明日



昨日も来たこの無駄にでかい家。



不思議なことに誰もいない



「誰もいないんですか?」


私はソファーに腰をかけた



「母と父もさっきの朝旅行に出かけた。深尋は部活で帰りが遅くなるって」


「へ、そ…そうなんですか…」



そうと分かったら早速顔が赤くなって行った。
だって恥ずかしいもん。


こんな馬鹿でかい家で二人きりって…恥ずかしいじゃん…


なんか…変な感じだもん!!



「でさ、お願いあんだけど…」


「ははははい?」


「動揺すんなよ。簡単だから」



そう言って先輩は私の隣に腰をかけた。


ど、どんなお願いでしょー?!


髪の毛切るとか、宿題するとか、それともそれとも、踊れっていってくる?!



まあ、いいや、これは全部…先輩のヒールのため!!(癒す)


なんでもこい!!!!





「夕飯作ってくんない?」

< 45 / 285 >

この作品をシェア

pagetop