君の明日は、私の明日



「えっ…ゆうはん…ですかっ?!」


「うん、お母さんもお父さんもいねーし、俺、料理無理だし…深尋もさっき、外で栄華と食べるって言っていねーんだよ」



深尋と栄華が…


なんだか胸がまたチクリといたんだ。




うわぁ~もう、なんなのよ…




「でさ、二人分でいいから。俺のとお前の。やってくれるだろ?」



「は、はいっ!!先輩のためならっ!!」



私は元気良くそう言った。
料理は結構得意なのよね~



そう気合をいれていると…暖かいものがおでこに触れた。



ちゅっ……




先輩が私のおでこにキスをしたー……



「じゃ、よろしく」



先輩はそういうとすぐにソファーに寝っ転がった。


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