君の明日は、私の明日



「は、はは……はいっ!!」


私は熱くて沸騰しそうな自分の顔を隠しながら立ち上がってキッチンに向かった。



ま、ったく…

不意打ちひどい……

私はキッチンの壁にかかってる鏡を見た。


「もう…顔真っ赤じゃん……」


私はぺちぺちっと自分の頬を叩いた。


「しっかりして!乃愛!!気合気合!!美味しい料理を作るの!!!!」


私はそう言って髪の毛をポニーテールにしばった。







「えっと、えっと…卵??ホットドッグ?味噌?ワカメ?ハンバーグ?」


私は冷蔵庫の中にあるものをすべて取り出した。


「ま、まじですか……これだけ…?先輩の両親、冷蔵庫の中身まで持ってっちゃったとか?」


とりあえず、これを使ってシンプルな食べ物を作ることにした。


ホットドッグを小さく切ってスクランブルエッグの中に一緒に混ぜる。
そして、それを焼いて焼き卵と、ハンバーグと味噌汁でいっか。



そう決めて気合を入れる。
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