君の明日は、私の明日
「んとだ。うめー…」


「ほ、本当ですか?!」


私は笑顔になって聞いて見た


「なんならくえ。」



先輩はそう言って自分の親指を私の口の中に突っ込んだ


「んっ?!」


ちょちょちょ………


それはほんの一瞬で…先輩の指は私の口からすぐに離れる


そしてその瞬間に口の中に広がる甘~いメレンゲ


あれ?でも……


さっきはこんなには甘くなかった……



「な?甘いだろ?」



先輩はクスリと笑った。



「う…うんー……すっごく……甘い」




さっきより甘いって感じたのは...先輩からのメレンゲだったから?






………なわけないか





「おまえ、タコみてー」



「はっ?!ちょ、先輩!ひどいです……」


私は顔を手で覆った


これじゃ恥ずかしいよ…。


先輩はずるい。

私ばっかりドキドキさせられてー……


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