君の明日は、私の明日



「でも、うめーだろ?」


私は頷いた


「一人で食べるよりこうやって楽しく食べた方が美味しいですよね?
また、いつでも料理頼んでください」



私はまた満開の笑顔でそう言った。



すると、先輩は目を大きく見開いて私を見つめた。



なんでだろ…



もう一度、先輩に料理を作ってあげたいなぁ~なんて。



美味しいって言われると…嬉しいかも!!


心が踊る!



「きもい。」


「はっ?!」



いきなりストレートに最悪な言葉を言われた。


今までのお花ばたけにいたいい気持ちなんて吹っ飛んじゃってて…



「いつまでも、ニタニタしてきめぇな」


「な、キモくて悪かったですね!!!!!!」



私がそう怒鳴ると先輩は声をあげて笑った

まって…



な、笑った?


いつも、無表情でぶっすーってしてる先輩が…太陽みたいに…

深尋みたいに…笑った?



< 54 / 285 >

この作品をシェア

pagetop