君の明日は、私の明日
俺の気持ちは *Side Mihiro*
「なんかさ~昨日の夜、お前んちのとこ通ったら、南河がお前の家から出て行くとこ、見たぞ」
「ーー…はっ?」
俺は汗を吹く手を休めた。
今は、部活の時間だ。
ダチとおしゃべりなんて普通に毎日してるし。
こいつは俺のダチ、圭一
「そういえば、お前んちの両親いねーんだろ?家に誰いるんだよ?それに昨日はお前、篠崎と遊んでただろ」
俺は、本当に意味不明だった。
昨日の夜、乃愛が俺んちに?
なんか盗んだとか?
いや、さすがにねぇか。
「なんで、いたんだよ」
「聞くな!しらねぇし」
圭一にズバッと突っ込まれた