君の明日は、私の明日
「まったく、深尋…女の子心全然わかってないね。
そういうこと、女の子の前でいうものじゃないのよ」
栄華は可愛く大人っぽく笑った。
ちなみに栄華は私が祥加に好意を持っているなど
全く知らない。
「え?そうなのか?」
「うん、ほら…乃愛、悲しくなっちゃったみたい」
そう言ってクスリと笑う栄華。
うそ?!あたし…?!
私は「ううん、ううん」と大きく首を降った。
「照れちゃって」
そう言ってニッコリと笑う栄華に
声をだして笑う深尋。
「も、もーいいでしょ!?早く教室行こうよ!! 」
私は二人をおいて下駄箱に向かった