君の明日は、私の明日
「あはははっ!なぁに、これ?ははっ……兄弟の絆ってやつぅ??バッカみたい!!!!」
ーー…ざけんなっ。
こいつ、まじでムカつく。
殺してやりたい。
「じゃあさぁ、深尋が本当に良奈のこと好きだったって証明してよ!!!!深尋は私のことなんとも思ってない!!ねぇ?! 彼は良奈のこと好きだったの?!?!?!」
良奈の目には涙が薄く浮かんでいた。
「ねぇ!!!!答えてよ!!!!!! 彼は良奈のことっー………」
「黙れ!! 」
「ーーっ…」
俺は大きな声を出していた。
良奈それにビックリして目を見開く。
「お前が思ってることだけが…愛じゃねぇだろ!!」
そう言った途端、良奈は下を向いた。