君の明日は、私の明日
*
「おーい、乃愛ぁー栄華ぁー」
この声……
教室はメチャクチャ騒いでうるさい。
そして廊下から私達を呼ぶ声…
ドアがしまってても分かる…
「深尋の声……しなかった?」
私は栄華に聞いて見た
栄華はにっこりと微笑んで…
「誰かさんに会いにきたぁ」
と言った。
なに…?!
ていうか、栄華なんか、楽しんでない?!
ガラッ..ーー
「乃愛ぁ~栄華ぁ~!!!!!!はぁはぁ…」
勢いよく教室のドアが開いた。
そこには、耳にまで届きそうなデカイ笑顔で息を切らした深尋がいた
「な、深尋ぉ?!?!」
「ーほらね、未来の王子様が来たよ、乃愛」
「未来の王子様ってなによ!!」
私は栄華にツッコミをいれる。