君の明日は、私の明日
*
「おそーい、乃愛ぁ~!!」
駅前で深尋と栄華が荷物を持って待っていた。
遅いってー……
栄華と深尋が早いだけじゃないの?!
あたしより楽しみにしてたとか?!
「てか、栄華、荷物多すぎ!!」
「やかましい!! 乃愛にはセレブになれる嬉しさわかんないでしょーねーだ」
そう言って栄華は後ろを向いた。
私たちは大笑いした。
少し早い…冬休み…
最高の休日になれそう!!
ドキドキする!
私達は、花咲家の大きな車に乗って、2時間ほどでホテルについた。
そこはむちゃくちゃ大きくて、ていうか、マジで大きくて…
シャンデリアもすごいし、本当に豪華だった。
ていうか、こんな高級ホテルのチケットもってる深尋達って最強かも。
「それじゃあ、部屋は別々な。俺、一人部屋だから。」
そう言って私達はまず、別れた
もちろん、私と栄華は一緒の部屋!