君の明日は、私の明日
すべて、思い出したー……
乃愛には…辛いことだった。
私は…今まですっかり、あの日のことを忘れていた。
でも…乃愛は……忘れられないんだ……
「ごめん、乃愛……私もう寝る…もうさ、考えるのやめて、無茶苦茶になって…遊んじゃおうよ。明日。」
「え……」
「小さい頃から…来たかったんでしょ?ここ…」
私はそれだけ言ってベッドに戻った。
乃愛…
あれは、乃愛のせいじゃないよっ…
ここから見えるあの海…
乃愛にとっては最高で最悪な場所……
なんで、プリンメカになんて来ちゃったんだろう………
深尋も、あんな昔のこと忘れてここに私たちを誘ったの…?
それとも……二泊三日だから平気とでも…?
乃愛…ちゃんと、楽しめるかな…