君の明日は、私の明日
私は首を縦に振ることも、横に降ることもなかったー……
「昨日、夜中…眠れずにベランダで海眺めた…」
「…………どうする?帰るか?」
私は首をふった。
「大丈夫よ。せっかく来たんだし…ていうか、乃愛も来たかったでしょ??じゃ、私、戻るから。よろしくね」
私はそう言って、自分の部屋に入った
ベッドの上には、人形のように美しい肌をした乃愛が眠っている。
せっかく、ここにきたのに…なにもせずに帰るのはやっぱりかわいそう。
乃愛だって、嫌な思い出があるけど…ここには来たいって小さい頃から言ってた。
「大丈夫だよ…乃愛……嫌な思い出を…私達と一緒に埋めればいいんだよ。」
私は乃愛の髪の毛を撫でた
大親友の闇を…私達が取り込んであげるからねー…