君の明日は、私の明日
「あのさ、乃愛」
栄華は私の隣に座った。
「…辛いのは…分かるよ?でもね、せっかくきたんだもん……。楽しもうよ?」
過去の辛いこと…
大切な人との別れ…
栄華…あの日のこと…覚えていてくれてるんだー……
私は顔を出した。
ベランダへの鏡でできたドアがあいてるため塩の香りがする。
この匂いは…大好きな匂い。
「今日は、思いっきり遊ぶ!!!!」
私は栄華に笑いかけた
「うふ、よかった」
栄華も笑い返してくれた