君の明日は、私の明日
私は、プリンメカにいきたかった。
お姉ちゃんと一緒に行きたかったんだ。
そして、月は流れ私は中学生になり、お姉ちゃんも高校生になった
お姉ちゃんは高校生になってすぐにバイトを始めた。
『お姉ちゃん…身体、大丈夫?』
『平気よ。私も、早く乃愛とプリンメカ行きたいから』
中学卒業までずっと自分の部屋に閉じこもり小説ばっか読んでいたお姉ちゃんは働き者だった。
そしてお姉ちゃんには、すぐに彼氏が出来た。
金原千尋(かねはらちひろ)さんというお姉ちゃんと一つとし下のとってもカッコ良くて優しい人だった。
美形の千尋とお姉ちゃんは誰がどう見ても、完璧な恋人同士だった。
ある日、お姉ちゃんの誕生日が近くなってきた日、私は千尋さんに呼ばれた。
『どうしたの?千尋さん?』
『愛美の誕生日プレゼントに、指輪をあげるんだ。卒業したら、結婚しようって思っててさ』
私も嬉しかった。
なぜなら、お姉ちゃんも千尋さんのこと、大好きだったから
『それで、協力してほしんだ』
『うん!何でもするよ!』
『君のお姉ちゃんの指のサイズ…調べてくれ』
私はもちろんオッケーした。