君の明日は、私の明日



私は、お姉ちゃんにばれないようにいろいろ言い訳を考えてサイズを調べた。



分かるとすぐに千尋さんに知らせた。



それ以来、私と千尋さんは一緒にいることが多くなった。



千尋さんは、その時中学3年だった。



お姉ちゃんは、私が深尋のこと好きだって知ってるからかな?



私と千尋さんが仲良くしててもヤキモチは焼かなかった。



逆に『前以上に仲良くなって、良かったぁ』って喜んでいた。



それは、お姉ちゃんが優しいからだとおもう。



私も、『将来、一緒に暮らすことになる人だもん!』とからかったりしていた。



でも…事件が起きたのは、お姉ちゃんの16歳の誕生日の日だった。



なんで…こんなことになってしまったんだろう。



なぜ…?今でもそう思っている。



お姉ちゃん…どうしてあんな簡単にやられてしまったの…?


ううん、違う…私のせいなんだよ


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