桜花の約束


私は反射的に目を瞑った


「はい、とれたよ」


目を開けると月の明かりに照らされながら、優しく微笑む彼の顔が目に写った


ドキッ


その瞬間私の胸は高鳴った


『....ありがとうございます』


「いえいえ、それじゃあ僕はそろそろ帰るね」


そうして彼は私の横を通り過ぎていった
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