大人のEach Love
シュウジの車に乗り込んだはいいけれど、シュウジが走らせている道は、私のアパートから逆方向。
この時間からまさかドライブ…なんて訳がない。
「シュウジ?どこに向かってるの?」
「ん?俺のマンションに決まってるでしょ?」
「私、着替えとか色々無いんだけど。」
「俺の服、貸してあげるよ?」
「それは…サイズというか、色々ずり脱げちゃいそうなんだけど。」
「あははっ!それもいいね。艶かしくて。
この前みたいに、着替えさせてあげてもいいよ?それとも、俺を襲ってみる?」
「ーーーっっ?!」
ここにきて、まさかその話を持ち出されるとは思ってもいなかった私は、あの日の羞恥に顔を赤らめた。
「恥ずかしすぎる…私。…ねぇ、せめてコンビニで下着だけでも買わせて。」
「ふふっ…了解致しました。お嬢様。」
シュウジは終始楽しそうにしていたけれど、
私の方は恥ずかしさばかりを感じていた。