大人のEach Love


鎖骨の下に唇を当てて皮膚を吸い上げると、赤く咲いた一枚の花弁。

その色がとても綺麗で…
愛おしく感じ、一度離した唇を再度同じ場所に落とした。

もっと…シュウジの肌に触れたくて、残りのボタンを外していくと、シュウジも同じようにして私のスーツのボタンに手を伸ばす。


「少ししか飲んでいないのに、頬が赤くなるんだね。…可愛い。」


そんな風に、耳元で囁かないで…。


シュウジが私のスーツのボタンを外し終わった時には、私もシュウジのシャツのボタンを外し終えていた。

胸元も腹部も筋肉質で引き締まっているシュウジの身体。

その胸の中に身を埋めたい衝動を感じると、両手を襟元の内側に手を滑り込ませて、そのまま横に手をずらしながらシャツを脱がしていく。

互いの気持ちを確かめ合うような浅いキスを繰り返した…。


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