大人のEach Love
私のブラウスが開かれて耳朶を甘噛みしたシュウジは、首筋に舌を這わせながら胸元に顔を埋めた。
求める衝動が全神経に張り巡らされているかのように、擽ったいのか気持ちが良いのか分からない。
触れられる度、身をよじりたくなる…。
「…嫌がらないの?止めてもいいんだよ?」
ブラのホックに手を添えながら、そんな事を聞いてくるシュウジにもどかしさすら感じる。
嫌がるわけがない。
私はシュウジが好きなんだから…。
私を求めるその手を止めて欲しくなかった。
「意地悪…しないで…。」
お願い…。私を愛して
もっと、キツく抱き締めて
私を…満たして…
そんな欲望が心中で想ってはいるけれど、
恥ずかしさが邪魔をして素直になれない。
伝わって…シュウジ…
言葉にして言えないけれど…
その想いを込めて、ソファに座るシュウジに股がり背に腕を回してきつく抱き締めた。