大人のEach Love


待ち合わせの時間を20分程過ぎて、背後からそんな言葉を吐いた人物は…


「レイ…ナッ…?!!」


「信じらんない。嘘つきヤロー。」


…俺の想い人だ。


何度となく告白を繰り返しても、何度となく断られている現状ではあったが、彼女のその脚は俺の【黄金比】を遥かに越えた脚をしていた。


最早、神っっっ!!


その神は今、惜し気もなく生足をその付け根ぎりぎりまでをさらけ出している。


「そんなに見せるんじゃないっっ!!」


「え?ああ、脚の事?いいじゃん別に。
私のファッションにケチつけるわけ?」


「そうじゃないだろ!!
そんなむしゃぶりつきたくなる脚を出すな!
見ていいのは俺だけだ!!」


こんな美脚神の脚を、他の男になんて見せたくないっ。
今すぐスーツを脱いで、その脚を隠したい位だ。


「喋らなければイイ男なのに、
…残念なオッサン。」


俺はオッサンじゃない!!
まだ24歳だ!!ピッチピチじゃないか!?


…と言いたいところだが、17歳の彼女からしたらオッサンの域なのかもしれない…。


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