【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
直ぐに、確認できずもどかしく思いながら
二人の元へ行こうとした時
クラスの目立つグループの男女が、話してるのが聴こえた。
「啓太。6番じゃん窓際から二番目の1番後ろって寝放題じゃん。」
「いいなぁー。ウチラなんかクラスのど真ん中だよー。」
それって。
もしかして、隣なのかな。
き、気になるけど入れない。
話に入っていけないので、
気になりつつもあみ達のとこに戻る。
「引いてきました。」
ビシッと敬礼する。
「どうだったー?」
とあみが聞いてくれる。
「窓際&1番後ろ!二人は?」
マリがニコニコと
「えーよかったじゃん。
あたしらは、前から二番目のとこ。
あみは、すずと同じ列だよー」
バイバーイと手を胸元で振りつつこたえる。
それにならって、あみはマリより乗りよく振っている。
ムゥ
と、膨れた真似をすると
「離れても、問題ないじゃん。」
と、マリがサバッと言い放つ。
うん。そういうとこもカッコイイ!と思っちゃう。
最近冷たくも感じるけど。
『問題ない』かー
ウチラの友情絶対不滅
みたいな意味だといいなぁ。
♪♪♪♪♪♪♪
チャイムが鳴る
「いっしょに、お昼食べようね。」
と、念だけ押して移動していく。
周りの人が話しやすい人がいいな
そう、願いながら