【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
Side 鈴菜5
公園からの帰り道。
よし!
槇津くんのお母さんに頼まれたし……
なんて、自分に言い訳をして、
さっきの動揺を隠し
槇津くんを、誘う。
・・・早川さん達が喜ぶって言っちゃったのは『わたしが』って、言うのが照れ臭いから。
「別にいい。」
槇津くんの声には不満が滲み出ている。
なにかしちゃったのかな?
わたし。
誘っただけなんだけど……
「え!?
なにが?」
聞き返してみると、思いのほか
きつい声が飛んできた
「仕事としてなら
誘いになんてこなくていいから。」