【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?



でも、せっかくの文化祭なのに

槇津くんとのこと

進展しないどころか後退しちゃった。



「・・・ない」


「え?どしたん?」


あみが、ホワッとする声できいてくれる。

この優しい声にはつい、

思っていること全部言っちゃうんだ




「収穫なかった。

むしろ大損害!」


そういって、自分の席について

机にかおを埋める


ぽんぽん。

丸めた背中をあみが叩いてくれる



「どうしたん?」


「うん。あのね・・・」



< 171 / 221 >

この作品をシェア

pagetop