【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
でも、せっかくの文化祭なのに
槇津くんとのこと
進展しないどころか後退しちゃった。
「・・・ない」
「え?どしたん?」
あみが、ホワッとする声できいてくれる。
この優しい声にはつい、
思っていること全部言っちゃうんだ
「収穫なかった。
むしろ大損害!」
そういって、自分の席について
机にかおを埋める
ぽんぽん。
丸めた背中をあみが叩いてくれる
「どうしたん?」
「うん。あのね・・・」