【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
「か、ん、たん?」
涙声で、つまりながら
聞き返した
「そう、簡単!
だって、鈴がしたいようにすれば良いだけじゃん
槇津くんのお母さんにも頼まれたんでしょ?
なげだすなんて、鈴らしくない。
うまく言えないけど、槇津くん
鈴のこと嫌いじゃないよ(好きとも限んないけど)
そのまま、ぶつかってみなよ!
槇津くんと文化祭やりたいんでしょ!
思い出作ったり、新しいこと挑戦させるんでしょ!」
あみの言葉に、大きく頷いた
うん。
わたしは、槇津くんと文化祭やりたい
たとえ嫌われて、一緒にまわれなくても
それでも・・・いい!
「ありがとう、あみ」
「おん。ぶつかって砕けたら
骨は拾ったげる♪」
「え?砕けちゃダメじゃん
応援してよ~」
「あははははは、行っといで
放課後にでも、ね?」
「うん。」