【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
「槇津くんが、頑張ってたこと
スノボーが、凄く好きだったこと
周りに気を使えて優しいこと・・・
だから、悔しいの
そんなこと、言うのが」
「なにが分かるんだよ。
たしかに、頑張ったよ。
でもな、関係ねぇって気づいたんだよ
やってたこと、全て
たった、一度の怪我で無駄になったんだよ。
だいたい、優しい?
なにをみて言ってんだよ。」
「無駄じゃない!」
「!」
「無駄じゃない。
分かってるんでしょ?
楽しかった思いがまだ残ってるって
大事な思い出だって。」
「ああ。
綺麗な思い出だな。」