【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
「じゃあ!」
「でも、綺麗なだけなんだよ。
綺麗すぎて
もう、触れることや近づくこともできねぇ
んなもんに、価値あるのか?
教えてくれよ。
委員長さん」
「・・・人それぞれだよ。
でも、わたしは価値はあると思う」
「なんで、価値があるって思えるんだよ。」
「それは、今の槇津くんの一分だから」
「は?」
「怪我は辛かったと思う
でも、そのおかげで出会えたんだよ。
なら、出会いっていう
奇跡がおこったのは、価値ある
槇津くんの思い出(過去)のおかげだって
おもうから。」
「・・・何だよそれ」
「ゴメン。
わかりにくいよね
言葉、っていうか
喋るの苦手で・・・
じゃあ、明日。
絶対、良い文化祭にしようね。」
クルッと後ろを向いて、ダッシュした。
言いたいことは言った。
明日、もう一度当番以外で参加させれるように
呼びかけよう。