【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
出会い
「鈴菜{すずな}ー起きなさーい。」
と母。
「早く起きなよー!無遅刻無欠席目指すんでしょ!?おね-ちゃんとろいんだから」
と、生意気な中学生の妹 美菜 がピョコッと顔をだしてくる。
眠い目をこすりながらあたし、「三村 鈴菜」は、階段を降りていく。
あたしは、取り柄がないうえ、とろいから早く行かないといけないんだ(T_T)
その上、とろいと委員会も大変なのをすることになっちゃうんだけど・・・
・・・楽しいからいっか。なんて気楽かな?
「ふわ~。眠いよ-」
なんかいっつも、同じ事言ってるなー。
いつもどうり教室に入ると、見たことがない子がいた。
茶髪で、でもチャラさを感じない。端整な顔立ちの人だった。
「あれ、あたしってば、部屋間違えたかな!?すみませんでした。」
「あれ?君2年3組の人?」
「はい」
「ふーん。じゃあ間違ってないよ」
「え?」
「俺、転校生だし。顔知らないの普通だしな」
「そーなんですか。よろしくお願いしますね。あ、あたしは三村鈴菜っていいます。」
「ふーん。俺、槙津啓太{まきつ けいた}敬語使わなくて言いから」
「はい。わかりました。なんでも聞いてくださいね。わかる範囲でなら教えるね」
「サンキュー」
とそこに先生が顔を出した。
「槙津ーそろそろ、戻ってこいよ。」
「呼ばれたから行くわ。じゃーな」
この出会いは、私の人生にとってすっごく重大なイベントだったんだ。
と母。
「早く起きなよー!無遅刻無欠席目指すんでしょ!?おね-ちゃんとろいんだから」
と、生意気な中学生の妹 美菜 がピョコッと顔をだしてくる。
眠い目をこすりながらあたし、「三村 鈴菜」は、階段を降りていく。
あたしは、取り柄がないうえ、とろいから早く行かないといけないんだ(T_T)
その上、とろいと委員会も大変なのをすることになっちゃうんだけど・・・
・・・楽しいからいっか。なんて気楽かな?
「ふわ~。眠いよ-」
なんかいっつも、同じ事言ってるなー。
いつもどうり教室に入ると、見たことがない子がいた。
茶髪で、でもチャラさを感じない。端整な顔立ちの人だった。
「あれ、あたしってば、部屋間違えたかな!?すみませんでした。」
「あれ?君2年3組の人?」
「はい」
「ふーん。じゃあ間違ってないよ」
「え?」
「俺、転校生だし。顔知らないの普通だしな」
「そーなんですか。よろしくお願いしますね。あ、あたしは三村鈴菜っていいます。」
「ふーん。俺、槙津啓太{まきつ けいた}敬語使わなくて言いから」
「はい。わかりました。なんでも聞いてくださいね。わかる範囲でなら教えるね」
「サンキュー」
とそこに先生が顔を出した。
「槙津ーそろそろ、戻ってこいよ。」
「呼ばれたから行くわ。じゃーな」
この出会いは、私の人生にとってすっごく重大なイベントだったんだ。