【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
「わたしが、好きなのは・・・」
「早く言えよ」
こいつの口から直接聞きてぇ
早く言ってくれよ
そう思い、急かしちまう
「ま、槇津・・・くん、です!」
やっと、聞けた。
よくわからない、安心感に浸っていると
真っ赤に目を潤ませて三村が
「意地悪。」
って、いう。
意地悪・・・っか。
まぁ、返事してねぇしな。
二度も告白させたようなもんだし。
「ほんとに、俺で良いのか?」
返事しなきゃいけねぇが
直接、いわれても信じれねぇ自分もいる。
“ほんとは、あいつ(三井)が好きなんじゃねぇか“ってな。