【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?

Side 啓太2


「え?あたしでいいの?

任せて。やり遂げるから。

その、任務」


任務って。
それほどのことでもないけどな。

「ああ、頼むわ。」


「はい。教科書用意してー」

先生が入ってきた。


「じゃあ、昼休みに。」

三村がそういって、切り上げた。







授業は、もうすでにやったことのあるところだった。


ひまだ。



窓の外を見ようとすると、

三村が目に入る。

“見つめられてる“

なんて、勘違いされたら

迷惑だ。

絶対に見ないようにしないとな。



かといって、授業は、つまらない


大輝とかは、手紙を回したりしている。

そして、時々先生にからむ。


きっと、からかいながらも授業に参加したり

積極的に発言するから

先生の評価が良かったり

授業中の多少の妨害は容認されているのだろう。


でも、そんなことする気も起きねぇ。

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