【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
Side 鈴菜 2
早速、
学活で文化祭実行委員に立候補したが、
他にしたがる人も居なかったのであっさりと決まった。
昼休み
「あの、今から
校舎案内したいんだけど、いいかな?」
槇津くんの席に行く。
「ああ。ありがとう。
じゃあ、大輝。
ちょっと行ってくるわ」
「了解。」
二人の会話が、切りのいいところまで終わってから歩き出した。
「三村ーちょっといいか。」
あわわわ。
また呼ばれちゃった。
ちらっと、槇津くんを見る。
顔は怒ってないけどいい加減にしろって思ってるよね。
「ちょっと、ごめんね」
断れない自分が恨めしい。
そう思いつつ、先生の方に行く
「なんですか?」
「ああ、このノート配っといて、
あとこれは、文化祭の出し物とか決めて書いといて」
「はい。」
そういって、急いで槇津くんのところに戻る
「貸して」
っと荷物を全部槇津くんが持ってくれる。
うわぁ、持ってもらうなんて初めて!
嬉しいな。