【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?
揚げ足を取っちゃった。
怒ったかな?
恐る恐る、目線を上に上げる
槇津くんは驚いた顔をしたが
直ぐにいつもの顔になった。
「ふーん
ま、頑張って。
・・・俺は適当に過ごすから」
そういって、背中を向けてドアに向かおうとする。
「待って」
なぜか、身体が勝手に動いて槇津くんの服を引っ張った
「なに?」
「あの、わたし絶対槇津くんに
文化祭楽しんで貰いたいです
準備も、当日も、片付けも
全部、参加させてみせます。」
「みせなくていいよ」
「え?」
「いや、じゃあ
お手並み拝見だな。
・・・
委員長」
そういって、今度こそ
槇津くんは、保健室をあとにした