ෆ⃛初恋エンジェルෆ⃛


けど、後ろから足音が聞こえる。


その足音がだんだん大きくなってきて、私のすぐそこまで聞こえていた。


おいつかれた…。


そう思って私は立ち止まると、後ろから山月に抱きつかれた。



そして、山月が

「なんで逃げるんだよ。」


と息切れた声で言った。


私は泣き声で


「だ、だって山月が…他の女の子と話してたから……私じゃまだとおもっ…」


「お前がいなきゃ意味ねーだろ。」



私がしゃべり終わる前に山月は叫んだ。



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