ෆ⃛初恋エンジェルෆ⃛

山月は話を続けた。


「俺はお前を誘ったんだ。お前がじゃまなわけないだろ。」


と。


「なんで?」

私は聞いた。


なんで私を誘ったの?

本当はこう聞きたかった。

けど、泣いてたからまんまりしゃべりたくなかったんだ。


山月は少したってから、


「なんでって……。それはお前が…神崎が…スキだから…。」


スキ……。


私が山月から1番聞きたかった言葉だ。


「私も、山月がスキ。」


私も自分の思いを伝えた。



そして、キスをした。



冷たい唇が山月と同じ体温になる…。




そして、山月は私の涙を服でふいた。


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