可愛いあの人は高校生
あたしが泣いたことに驚いたのか終わった後、望くんはあたしの涙を拭ってくれた。

「ありがとう。」
あたしはまだはっきりしない意識の中で言った。


あたしなんでここにいるんだろう・・・・?


寝転んだまま宙を見つめた。


「なあ、俺と付き合おーぜ。」
「・・・・・。」
あたしはぼーっとして望くんの話を全く聞いていなかった。


「なあ?いいだろ。」
そう言うと望くんはあたしを突然抱きしめてきた。


あたしはなんのことかもわからずに、うんと頷いた。






そのことがとんでもないことに繋がるなんて考えてもいなかった。


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