可愛いあの人は高校生
まあ・・・いっか・・・。

あたしはそんな軽い気持ちで本意ではないけど付き合うことにした。
成り行きまかせでもいいと・・・いつしか思うようになってしまった。


そしてあたしは自分の中から苦しい過去を消した。



もう加藤くんの淡い香りも・・・細い髪も・・・肩も、腕も、声も・・・全て忘れてしまったの。
それはもう過去のあたし。
幸せだったあたしはもう死んだの。
残ったのはあの人の名前だけ。







そしてあたしは今日もあの人の名前を呼ぶ。





「あっ・・ん・・・有士・・・ゆ・う・・しっ・・。」






        

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