可愛いあの人は高校生
次の日、あたしはその人のことも忘れて家でだらだらしていた。

たまにはこんな一日もいいかなー。
なんて思ったりしながらテレビを見ていると突然電話が鳴った。


「もしもし。」
「もしもし。奈々？今からヤろーぜ。」

望くんだった。

「今日は・・・ごめん。そんな気分じゃなくて。」
あたしは望くんに会う気持ちになれずに断った。
しかし、望くんは怒ったように怒鳴った。


「お前がこの間会いたいって言ったときにはちゃんと抱いてやっただろ！？お前調子のいいこと言ってんなよ！」


確かにその通りだけど・・・あたしは別に抱いて欲しいわけじゃなかった。
ただそばにいて話を聞いてほしかっただけなのに・・・。


なんだか最近はもうマンネリ化してきて、望くんとの関係にも終わりが近付いているようにも感じていた。


もう・・・この機会に別れてしまおう。



あたしはそう決心した。


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