可愛いあの人は高校生
望くんは家に来るなり、あたしを押し倒してきた。
でもあたしは力を振り絞って望くんを引き離した。

「お前、何やってんの?」
望くんは驚いたように言った。
「ちょっと・・・話があって・・・。先に聞いて欲しいの。」




きっと・・・抱かれたら言えなくなっちゃうから・・・。



「なんだよ?早くしろよ。」
望くんはめんどくさそうに言った。





「あのね・・・別れてほしいの。」

小さな声で言うと望くんは聞こえているのかいないのか、しばらく黙っていた。







「・・・聞こえてる?」
あたしが聞いた途端あたしは物凄い力で無理やりソファーに押し倒された。
抵抗しても無理やり押さえつけられた。


「ちょっ・・・!!やめてっ!!」


あたしは必死であがいたが、それは無駄だった。


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