男装女子と口軽男子。
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 「じゃあ、春の席は…あっ、
  一番後ろの入沢の隣があいてるか
  ら、そこに座れ」

 「はい」

 入沢さんってどんな人だろう。

 今日は休みなのかな。

 まぁ、いっか。

 早く席について落ち着こう。

 ガタッ

 私は木製の椅子を引いた。

「ねぇ、志嶋さんだっけ?」

 すると、前に座っていた茶髪の小柄な子が声をかけてきた。

 「う、うん、そうだけど?」

 ん?なんかジロジロ見られてるような……

 まさか、もうバレた?

 なわけないよね、さすがにそれは…

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