続編 Heat haze〜陽炎〜
りょうが落ち着いたのを見計らって口を開いた


「りょう…
俺はりょうに触れちゃいけないって思ってた。
りょうはもう他の男のモノで…俺はもう関係無いんだ…。そう思ってた。

だけど
りょうを見て、一緒に過ごして、抱き締められたとき…たとえ他の男の事を好きで、俺には掴め無いものでも、りょうと一緒にいたい。と心から思った。


遠回りして
曲なんか作ったりしたけど
もう、言ってもいい?」

もう
限界だ

りょうの顔を覗き込む


瞳を見つめる


「好きだ。」



ずっと言いたかった



りょうを強く私を抱き寄せた

もうごちゃごちゃ考えるのは止める

俺の気持ちはもう伝えた
返事はどうあれ…


「……りょう、返事は?」



そっとりょうの頬に触れた涙をぬぐう


愛しさがそこから溢れ出す


「私も…好き。」


りょうの言葉が俺の胸にこだました


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