続編 Heat haze〜陽炎〜
スタジオに戻る


メンバーがそれぞれ楽器を弾いていた


俺に気付いて手を止める


「ただいま…。
あ…のさ、」


気まずくて言葉につまる俺

「とりあえず…片付けてきた。

…今まで…―ごめん?」


俺の言葉はそんなに多くない

でも
これだけで
こいつらはすべてをわかってくれる


自惚れなんかじゃない


「おせーよ。」

「おかえり。」

「もう、メンバーから外す所だったよ?(笑)」



な?

これが俺たちの仲間意識


いつか…


りょうにも会わせてやりたいな



なんて


考えながら
俺はマイクを握った
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