続編 Heat haze〜陽炎〜
バサッ
バサッ
積み重なった音楽誌を片付ける
ん?
その中に音楽とは全く関係のない雑誌が紛れ込んでいた
「メンズストリート…。」
ごく普通のファッション雑誌
でも
でも
その表紙が
「小倉潤くん!?」
私の声にモト兄が振り返った
「きゃー超カッコいい!!」
小倉潤は人気若手俳優
今最も旬な男の子
多分私ぐらいの年代の女子はみんな知ってる
「知ってるの?そいつ。」
肩越しに声がしてドキッとした
右肩に感じる心地よい重さ
モト兄の顎が私の肩に乗ってる!!!
「なぁ?聞いてる?」
耳に響く声が鼓動を加速する
「う…ん。人気俳優でしょ?」
雑誌を持つ手が微かに震える
「そいつ…カッコいいと思うんだ?」
声が低くなる
怒ってる?
「え…別に…?」
誤魔化す私の手からモト兄が雑誌を取り上げた
そして
届かないところに投げる
「あっ…!」
ピシッとおでこにでこぴんされる
「よそ見すんな!」
そう言って
すたすた
行ってしまう
テヘへ
でこぴんされた場所が愛しい
そっと触れたら
モト兄の気持ちが伝わってきそうで
にやけてしまった
バサッ
積み重なった音楽誌を片付ける
ん?
その中に音楽とは全く関係のない雑誌が紛れ込んでいた
「メンズストリート…。」
ごく普通のファッション雑誌
でも
でも
その表紙が
「小倉潤くん!?」
私の声にモト兄が振り返った
「きゃー超カッコいい!!」
小倉潤は人気若手俳優
今最も旬な男の子
多分私ぐらいの年代の女子はみんな知ってる
「知ってるの?そいつ。」
肩越しに声がしてドキッとした
右肩に感じる心地よい重さ
モト兄の顎が私の肩に乗ってる!!!
「なぁ?聞いてる?」
耳に響く声が鼓動を加速する
「う…ん。人気俳優でしょ?」
雑誌を持つ手が微かに震える
「そいつ…カッコいいと思うんだ?」
声が低くなる
怒ってる?
「え…別に…?」
誤魔化す私の手からモト兄が雑誌を取り上げた
そして
届かないところに投げる
「あっ…!」
ピシッとおでこにでこぴんされる
「よそ見すんな!」
そう言って
すたすた
行ってしまう
テヘへ
でこぴんされた場所が愛しい
そっと触れたら
モト兄の気持ちが伝わってきそうで
にやけてしまった