大切なモノを守るために
たつみの言う明後日まで
私はすっかり忘れていた。
明後日になった時
非通知から電話が来た。
まず最初は怖くて出なかった。
でもよく考えたら
この間出会った人?と思い
すぐにまたかかってきた
非通知の電話に私は出た。
たつみだった。
普通の長電話だった。
私の名前が
わかなであることや
年やいろんな話をした。
たつみは私の3つ上で
今19だとか
家は一人暮らしだとか
いろんなことを聞いた。
気づけばその電話は
私にとって楽しみに変わっていった。
その日から毎日かかってきていたから。
だけど会うと言う話はしなかった。
会いたくないわけじゃないけれど
会ったりしたら
自分が罠にかかる自信があったから。