大切なモノを守るために
電話だけのやりとりを
一週間ぐらいしていた。
そしてある日
外出している時に
電話がかかってきた。
たつみに
「今どこー?外ー?」
と言われ
私は地元の雑貨屋にいることを伝えた。
電話をしながら買い物をして
外に出ると
駐車場にたつみと出会った時の車が
一台止まっていた。
そしてたつみに
「迎え来たわ!乗ってー!」
と言われて
私が逃げるのもおかしいし
と言うよりもこの時を待ってたかのように
私はあっさりたつみの車に駆け寄って
助手席に乗せてもらった。
私は何も疑ってなかった。