『美しき最強の彼女』
ーーカサ…
ん?今、音したよね。
私はほんの一瞬だけ小さな物音がしたであろう場所に向かう。
あれ?コレってベッド?
しかも、キングサイズ……。
流夜「樹波?ココにいるの?」
ーー……
やはり返事は返ってこない。
私は試しに布団をバッとめくってみた。
流夜「あ…樹波。」
樹「ビクッッ!…め……さ…ごめ…なさ……」
声が小さくて聞き取れない…。
だけど、樹波は誰が見ても分かるくらいに震えて、何かに怯えていた…。