白の離宮
恋愛(純愛)
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真姫 麗蘭/著
- 作品番号
- 1018740
- 最終更新
- 2014/04/06
- 総文字数
- 15,777
- ページ数
- 14ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 1,074
- いいね数
- 0
〜プロローグ〜
「さぁ,国王陛下!!お早くなさいませ!!もうすぐ侍従長様と女官長様がアクア王妃様のもとへ参られます!!ルナ王女様を早く王宮の外へお連れ参らせなければ!!」
「ルナ!!この父を許してくれ!!この国の為なのだ!!」
「陛下!!ルナを連れて行かないでくださいまし!!ルナもソフィアも私の娘です!!どちらも正統な国王陛下のお子ではありませんか!!!!」
アクア王妃が涙ながらに夫・プレアデス国王に訴える。このコスモ王国では昔から双子が生まれると不吉な出来事が起こると言われており,双子の1人を殺してしまう習性があったのだ。しかし,プレアデス国王は不吉だと言われながらも双子の1人を殺すことは出来ないと言って離宮に隠して育てることにしたのだ。
純白のシルクに身を包み,すやすやと眠るルナ王女。そして,王妃の傍らで元気に泣いているソフィア王女。2人は王家の姫君でありながら,まったく違った人生を歩むことになったのであった。
…14年後…
「お姫様!!お外にお出になられるのはいけませんとなんど申し上げればよいのです!?お姫様はこのコスモ王国の秘事となっているのですよ…。万が一お姿を見られるような事がございましたら…」
「わかっているわ!!でも…少しでも良いからこの離宮の外へ行ってみたい…!ねぇ?ばあや」
ばあや…14年前…ルナ王女を連れて王宮を出ていった女官だった。
「お可哀想なお姫様…。やんごとなき王家のお姫様なのに…。あの忌々しい習性のせいで…………,姉君でありながらこの離宮で隠された存在としてお育ちになって…。妹君のソフィア様は王宮に…。」
ばあや…エレオノーラは涙を拭いながらルナに入室を促した。一方,ルナは妹姫・ソフィアを思っていた。
‐ソフィア王女…。私の双子の妹…。どんな娘なのかしら?髪の色は?瞳の色は?私と似ているのかしら…?見たい。ソフィア王女を…。そして私を王宮から追い出したプレアデス国王を…!!‐
…続く…
「さぁ,国王陛下!!お早くなさいませ!!もうすぐ侍従長様と女官長様がアクア王妃様のもとへ参られます!!ルナ王女様を早く王宮の外へお連れ参らせなければ!!」
「ルナ!!この父を許してくれ!!この国の為なのだ!!」
「陛下!!ルナを連れて行かないでくださいまし!!ルナもソフィアも私の娘です!!どちらも正統な国王陛下のお子ではありませんか!!!!」
アクア王妃が涙ながらに夫・プレアデス国王に訴える。このコスモ王国では昔から双子が生まれると不吉な出来事が起こると言われており,双子の1人を殺してしまう習性があったのだ。しかし,プレアデス国王は不吉だと言われながらも双子の1人を殺すことは出来ないと言って離宮に隠して育てることにしたのだ。
純白のシルクに身を包み,すやすやと眠るルナ王女。そして,王妃の傍らで元気に泣いているソフィア王女。2人は王家の姫君でありながら,まったく違った人生を歩むことになったのであった。
…14年後…
「お姫様!!お外にお出になられるのはいけませんとなんど申し上げればよいのです!?お姫様はこのコスモ王国の秘事となっているのですよ…。万が一お姿を見られるような事がございましたら…」
「わかっているわ!!でも…少しでも良いからこの離宮の外へ行ってみたい…!ねぇ?ばあや」
ばあや…14年前…ルナ王女を連れて王宮を出ていった女官だった。
「お可哀想なお姫様…。やんごとなき王家のお姫様なのに…。あの忌々しい習性のせいで…………,姉君でありながらこの離宮で隠された存在としてお育ちになって…。妹君のソフィア様は王宮に…。」
ばあや…エレオノーラは涙を拭いながらルナに入室を促した。一方,ルナは妹姫・ソフィアを思っていた。
‐ソフィア王女…。私の双子の妹…。どんな娘なのかしら?髪の色は?瞳の色は?私と似ているのかしら…?見たい。ソフィア王女を…。そして私を王宮から追い出したプレアデス国王を…!!‐
…続く…
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