深海魚Lover
貴方からの優しいキスを額に受けて、私は瞳を閉じた。

幸せがいっぱい……


ひとつのベッドに向き合い、抱きしめ合って眠る私達。

二人の呼吸が今重なり合う。

眠りにつく私の体温は冷め行く。

貴方は両腕に力を込めて、ギュッと強く私の体を抱きしめた。

そして、ホッと息をつき貴方も眠りにつく。



愛は決して綺麗なだけでは無い。

触れ合えば触れ合っただけ、どんどん好きになる。


私はいつか、貴方の中にズカズカと踏み込んでしまうだろう。

貴方の全てが欲しくて自分の醜さも愚かさも私は知るだろう。


暖かな日の光が、私達に優しく降り注ぐ----


「スガちゃん、おはよう」

「おっ、おはようございます

 顔、近くないですか?」

「そう、ふふっ
 何今更、赤くなってんの?」
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