❁History❁
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その頃太子は朝廷の近くにいた。
「ああ、今日は妹子が帰ってくる日じゃないか!
わざわざ国書を届けにいってくれたんだし、
お礼の何か1つでもあげなきゃなあ....」
外の仕事から戻ってくるところだった。
「あ、聖徳太子殿」
「蘇我馬子殿!お久しぶりです」
「あれ?こんな所にいていいのですか?
妹子様が...」
「妹子?妹子もう帰ってきたのか!」
「....知らないのでしたか。
実はですね.....」
妹子の今の状況を聞いた太子は青ざめた。
「なんだそれは!
妹子がそんなことするわけないだろ!!
何を考えているんだ!!!」
血相を変えて朝廷に入っていった。
「妹子!」